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中小企業診断士 hi-roのブログです。
日本の技術戦略マップ2010~企業と未来予想図 [経営]
こんにちは。
経済産業省の「技術戦略マップ2010」が策定され、概要が昨日公表されました。
『技術戦略マップ2010』の策定について(METI/経済産業省)
下記産業構造ビジョンも参考に。
技術戦略マップ2010は、 ①導入シナリオ、②必要となる技術の俯瞰マップ、③重要技術のロードマップ、の3層で構成されています。
ポイントは、下記になっています。
1.グリーン・イノベーションへの対応
グリーン・イノベーションに係る昨今の動向を踏まえ、エネルギー分野におい
て、技術ロードマップの中から主要な18の技術分野を抽出し、技術内容や研
究開発動向を掘り下げて解説。また、エネルギー領域の中に、今後も技術が
進展し持続的に普及することが見込まれる二次電池分野を新たに追加。
2.部材分野の再構築
シーズ側とニーズ側の両面から分野内の技術を俯瞰するため、革新的部材
のコア技術(シーズ)に対して、出口イメージ(ニーズ)として想定される製品・
サービスを明確化したマップを策定。今年度は①素形材プロセス及び
②ニューガラスを追加し、今後、順次追加予定。
3.創薬・診断分野及び医療機器分野の改訂
従来の技術戦略マップに加え、患者数、治療満足度等のニーズの観点から、
「がん」、「糖尿病」、「アルツハイマー」等の重要疾患について、各疾患治療の
あるべき将来像から導き出される技術課題等を明確化。
私が期待したいことは、特に素材・材料分野での基礎研究です。 これらは、最終的に環境負荷軽減や、新薬開発につながり、生活環境を一新させてしまうような新たな製品の開発につながる可能性を秘めた研究領域です。 ところが、事業仕分けで問題となったように、目先の収益性のみにとらわれ、事業費削減を迫っている現政権の方針と、この技術戦略マップとは整合がとれるのでしょうか。 そのあたりの考え方、基準が不明確なところが不安事項です。
企業経営においても、一時期EVA(経済的付加価値)という言葉が流行になり、その「ものさし」だけで事業の可否を判断し、日本企業全体が弱体化し、社内モラルの低下となりました。現在、企業においては、こうした傾向に対して見直しがなされてきているのではないでしょうか。
結局、EVAを企業の意思決定にどう活かすかの本質が理解されないままに、単に儲かる・儲からないの判断基準として絶対化されたことにあると考えます。EVA自体は、事業の収益性を時間軸上で測定する判断基準の一つで、この考えに問題はありません。用い方の問題です。
こうした問題を生み出す大きな原因と考えられるのは、企業の未来、事業の方向性がしっかりと明示できていないからだと考えます。そのために、正しい取捨選択がされないまま、個々の部門マネージャーは自部門の存続のため、あるいは自身の保身のため、短期的収益をあげることで、貢献をアピールする、そしてそれを良しとする経営トップ層、この悪循環だったのではないでしょうか。
上記のような状況のもとにあって、ソフトバンクの孫社長が、30年ビジョンを株主総会終了後に発表するというのは、企業の未来予想図を示すことになり、大変素晴らしいことと感じています。どういう社会を描き、どういう企業貢献をしていきたいのか、それは、私たちユーザーにとっても大変興味があります。それ以上にソフトバンク社員にとっては、これから何をやるべきか、その価値は何かを内省し、秘めた熱い情熱となって、自分の仕事に対するやりがいを高めていくのだと思います。
30年ビジョンについて、孫社長のツイートがtwitterで拝見できます。masasonで発信しています。
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